SDGsのS

最近、新聞やテレビでよく見かけるようになった「SDGs」という言葉。改めておさらいしておきますと、

「SDGs(Sustainable Development Goals)
=持続可能な開発目標」〜2030年までに達成すべき17の目標〜

2015年の国連で開かれたサミットの中で、世界のリーダーによって決められた国際社会共通の目標のことですね。

この偉大なプロジェクトの頭文字に掲げられている〝S〟「持続可能な〜(sustainable )」という言葉。どうやらかなり味わい深い意味がありそうです。

仲間と〈目標〉を立てます。とりあえず行動を起こし、無理を押してやっとこさ〈目標〉を達成し、やれやれ「お疲れ様でした」といってさっさと撤収します。ところが「それではあかーん!」といっているのが「持続可能な〜」という形容詞のようです。例えるなら打ち上げ花火ではダメ、リバウンドするような無理なダイエットではダメということでしょうか。

そこで反省して「持続可能な〜」と前置きして〈目標〉を立ててみると、様子は一変します。

「持続可能な目標」とは夢物語や絵空事ではない、力量に応じた現実的で合理的な〈目標〉であり、具体的な行動計画も立てやすくなります。そして「持続可能」と認めた上で取り組む以上、やるもやらぬも自己責任。やらぬときに言い訳の余地はないため、確固たる努力目標、必達目標になり得るといえそうです。

〈SDGs〉から遡ること800年。鎌倉時代の日本に、この「持続可能な〜」という言葉の重要性を理解していた人物が存在します。浄土真宗 開祖 親鸞聖人ですね。

「南無阿弥陀仏とお念仏を称える報恩行とともに、阿弥陀仏を信じる心が大切である」と説いた親鸞聖人のみ教えは、まさに「持続可能な〜」を前提としたものであり、人々には「わたしにも仏の道が開かれている」として広く受け入れられたものです。

〈SDGs〉と〈南無阿弥陀仏〉。今も昔も人々に尊い行いを導いてくれる「持続可能な〜」という言葉は、未来を担う子どもたちにも贈ることができます。「持続可能な夢を持とう!」
もちろん〈現実的で合理的な夢〉という意味ではありませんね。子どもたちにとって〈持続可能な夢〉。それは〈飽くことなく夢中になれること〉に他なりません。

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