ラジオアワー

「ラジオネーム〇〇さんからのおたよりです」

ラジオの番組内でリスナーからの投稿メールを紹介するときのお馴染みのフレーズですね。このラジオで無数に読まれる投稿メール。ふだん何気なしに聴き流していましたが、じつはかなり奥が深いことを知りました。

なぜならば知人に、頻繁に投稿メールを読まれる「ハガキ職人」がいたからです。

先日、知人と話していると、2年ほど前からラジオ投稿を始めて、今では週に3通ほど送って1〜2通は採用されていると教えてくれました。思ったより高い確率で読まれることに驚いて、詳しく聞いてみると、どうやら高確率で読まれる「コツ」があるようです。そのいくつかを紹介します。

・本文は200〜300文字程度に短くまとめる
・改行や段落空けでスペースを上手く使う

番組中もたくさん寄せられる投稿メールは、まず第一段階として番組スタッフが素早く選り分け作業をしているので、そこで選ばれやすいように、できるだけ短く、見た目よく、目を通しやすいよう心掛けると良いとのこと。

・読みやすさ、しゃべりやすさを意識する

番組のパーソナリティが声に出して読んでいることをイメージして、しゃべりやすい口語体や簡単な言葉で書くと良いとのこと。
そして最後に一番肝心なことが、

『メールを送る前に、もう一度冷静に、客観的に読み直してみる』

自分のメールを読み直した上で、手応えのあるものだけを送るようにしたら格段に採用率が上がったそうです。最後にもう一度読み直してみたら、独りよがりで全然面白くなかったと気付くこともあるようですね。

知人のこの最後の言葉にはとても感心させられました。これはラジオ投稿のみならず、文章を書くあらゆる場面で使える格言です。

現在ではネットやSNSを利用して、自らの意見やメッセージを不特定多数の人々に発信する機会がとても多くなりました。そしてそのメッセージを読んで笑ってくれてる人、共感してる人、もしかしたら深く傷付いている人が一人でもいるかもしれないと思えば、独りよがりで全然面白くない無責任な発言など到底できませんね。

意外にしていなかった、
〈冷静に、客観的に読み直してみる〉
ということ。

早速、このブログの文章から実践してみることにします。

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