バタフライエフェクト

富山県の郷土料理「鱒寿司(ますずし)」が生産の危機に立たされている。

最近そんな話題が取り上げられているようです。何やら原材料不足が原因とのことで、主原料である鱒(桜鱒)が不漁なのかと思いきや、そうではない。意外なことに鱒寿司を包むための「笹の葉」が不足しているとのことです。主に新潟県の山中に密生しているクマザサが原料らしいのですが、近年の温暖化の影響でクマザサが育たない…と思いきや、そうではない。意外なことに2025年日本中を震撼させた「クマ被害」が原因でクマザサが不足しているそうです。このクマザサを山中で採集するのは地元の高齢者の方たちですが、昨年の「クマ被害」の影響で山中に入れず、例年の3分の1ほどの収獲量になっているそうです。鱒寿司ピンチの理由はまったく予想外のものでした。

このニュースを聴いて、ふと思い浮かんだのが最近覚えたばかりのこの言葉。

『バタフライエフェクト(バタフライ効果)』

・ごくわずかな小さな変化や出来事が、めぐりめぐって最終的に予想もしていなかった大きな変化や結果を招くという現象のこと。

・気象学者エドワード・ローレンツが「ブラジルで飛ぶ蝶の羽ばたきが、アメリカで竜巻を起こすか」と例えたカオス理論に基づく。

鱒寿司ピンチの顛末を表現するならば「風が吹けば桶屋が儲かる」という日本のことわざもありました。しかしながらこれからは「バタフライエフェクト」と呼ぶことにします。蝶の羽ばたきがめぐりめぐって地球の裏側で嵐を巻き起こす。仏教にも通じる因果応報の理を表しているようでもあります。

英語の慣用句である「バタフライエフェクト」と仏教語である「ご縁」とは、相通じるものがあるようです。いくつものご縁が折り重なり、めぐりめぐって今日の私は生かされている。その様相は「バタフライエフェクト」そのものといえるかもしれませんね。

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